【中学数学】放物線と直線の組み合わせで使える裏ワザ
好きな言葉は「線形」。どうもこんにちは、ジャムです。
今回は中学数学のみで使える放物線のちょっとした裏ワザを
皆さんに紹介したいと思います。(厳密には、使えるけど限られる。)
放物線と直線の時短裏ワザ!
次のような直線と放物線があったとします。
(※図は超適当なのでちょっと変です。)
目的は直線の式を求めることです。
普通なら2つの座標を求めて、傾きを出して....
という流れのはずですよね。
さあ、少し考えてみてください。僕も考えます。
終わりましたか?前述の通りにやると恐らく30秒~1分程かかるはずです。
でもこれをたった3秒で求める方法があります。
しかもたった1つの式で表せます。知ってる人もいるかも。
ね?、簡単でしょ?
と、言ったもののこれだと形が複雑で覚えにくいですよね。
ということで、こう考えましょう。
僕はいつもこう考えています!(わかりにくくてすみません...)
ただ、この方法で覚えていると、たま~にaを忘れるので注意!
そして、上の計算式を使えば先程の問題はたった3秒で解けます
では、計算してみましょう!
・・・
はい、マジで3秒です。
こんな便利な公式が使えるなんて....数学に感謝しないと!
ということで感謝を表すため、証明します。
物線の式を、、直線の式を、、直線との交点の座標を
値の小さい方から順にとすると、
直線の傾きは、
切片は、
よって、この直線の式は
∎
2つ例題をつくりましたので良ければ解いて見てください!
例題
例題1
上図のように、放物線 が、直線 と、 で
交わっているとき、次の問に答えよ。
(1) の値を求めよ。
(2)△の面積を求めよ。
(3)点よりも座標の小さい点を放物線上にとり、
△が△の面積と等しくなるとき、
点の座標を求めよ。
例題2
上図のように、放物線 が、直線 : と、で,
また、 に垂直な直線 : とで交わっているとき、
次の問に答えよ。
(1) の値を求めよ。
(2) の値を求めよ。
(3)点を新たにとり、四角形が平行四辺形となるとき、
点の座標を求めよ。
追記:例題の答えはこちらから
ちなみに
さて、実はこの公式、見方を変えれば
とても強力なもう一つの使い方ができるのです。
それは、の形の二次関数に限り、微分ができます。
冗談じゃありません、微分です。
詳しい計算は省きますが、この公式がのとき直線は放物線と
一点のみを接する線となります。そのとき、傾きはという形になり、
これはまさしく元の関数を微分した形なのです!
中学数学恐ろしや(^^;
(※本来は傾きを出す過程で分母が0になるので解は存在しないはずなのだが、分母が約分によって消えてしまうので、うまい具合に微分ができてしまう。)